一流の仕事術:時間の有効利用

超仕事術の時間管理(1)【出社・始業までの時間の有効活用術】



●前日と早朝のニュースを合わせてチェックする

朝、起きたら、まず新聞の見出しにざっと目を通したら、食事をしながらハードディスクに保存した前日のニュースと早朝のニュースを早送りで見ていきます。

気になる映像が出たら止めて、通常の早さでチェックします。



●始業前10分間は「整理」の時間にあてる


名刺や住所録の整理、スクラップした記事の整理など、いつでもできると思っているうちに時間がなかなかとれなくて、気がつくとうんざりするような量になっていた、ということがよくあります。

こうした作業は毎朝、始業前の10分間に片づけるようにしましょう。

さらに時間があれば、机の上を整理して備品をチェックしたり、引き出しやキャビネットの中の不要なファイルやスクラップ、コピー類も整理するといいでしょう。




超仕事術の時間管理【通勤時間を知的に活用する秘訣(1)】


●窓の外をながめるだけで感性、企画力がアップする

電車は、自分の感性や創造力、企画力を磨く道場と言えます。

電車の窓から見えている新しいビルや道路、看板などから、いまどんな業種が伸びており、消費者の心をつかんでいるかがわかります。

また、駅の看板にはどんなものがあるか、目を凝らしてみてください。

1年前、半年前、あるいは3カ月前と比べると、すっかり変わっている可能性があります。

車内の広告も同様です。

そうした変化をとらえることが、新商品の企画、マーケット戦略に不可欠なのです。




超仕事術の時間管理【通勤時間を知的に活用する秘訣(2)】



●資格をとるための勉強は車内だけで十分できる

税理士、弁理士、社会保険労務士、中小企業診断士など、資格取得をめざす人が増えています。

「やりたいけれど時間がとれない」とあきらめている人も多いようですが、ちょっと待ってください。

通勤時間を使えば十分な時間が取れます。

できれば座っていきたいので、時間帯やルートを選ぶことも大切です。

たとえば始発駅から乗るとか、時間はかかるが各駅停車に乗るのも賢い方法です。

ただし、電車の中では、資格のための勉強に徹してください。

欲張って、会社の資料を広げるのはビジネスパーソンとして最低です。

いつ、どこで、ライバル会社の人間が見ているかもしれません。



超仕事術の時間管理【通勤時間を知的に活用する秘訣(3)】



●1日1冊の本を読みこなせ

首都圏では通勤時間が片道で1時間もざらです。

往復で2時間ですが、それだけあれば、単行本を1冊読み切ることができます。

もちろん、文芸書のように文章を味わうものは別ですが、論文や経済書、ビジネス書は、まず目次を見て、興味をひかれた見出しのところから読み進めます。

段落全体を1つの視野でとらえて、キーワードを連続させて理解するのです。

こうした読み方に慣れてくると、ページをパラパラと眺めるだけで内容の7割は理解できるようになります。

そのうえで、きちんと読んでおきたいところを抜き出していけば完璧です。



超仕事術の時間管理【通勤時間を知的に活用する秘訣(4)】


●手前の駅で降りれば世の中が読める

1日中、会社でデスクワークばかりしていると、世の中の流行やトレンドからどんどん遅れてしまいます。

そこで、朝、1つ手前の駅で降りて会社まで歩く、帰りも1つか2つ手前の駅で降りて歩いてみることです。

もちろん、日によって時間帯も変えてみてください。

それだけで、街や人の動きが生き生きと分かってきます。



超仕事術の時間管理【通勤時間を知的に活用する秘訣(5)】


●足りない休息時間を賢くとろう

とはいえ、仕事で全精力を使い、さらに電車の中でも英語を聴いたり、真剣に勉強するとくたくたになってしまいます。

それこそ休む場所がなくなってしまいます。

たまには勉強の英語を聴くのではなく、好きな音楽を聴いたり、何もしないで休息をとる時間にあててみるのもいいでしょう。

周りの雑音に負けずに瞑想ができるようになれば、それはそれでたいしたものです。




【外出・移動の時間を上手に活用する方法】


●移動手段やルートを変えて大脳の活性化を図る

取引先を訪問するとき、いつも同じルートを選んでいませんか?

時間が読めるというメリットはありますが、特に急ぎの用件でなければ、移動手段やルートを変えてみると、見るモノ、感じるモノがガラッと変わります。

たとえば電車で移動している人は1週間に1回、車に変えてみてはどうでしょう。

あるいは歩いてもいいでしょう。

歩くことで大脳が活性化され健康にもいいですよ。


●商談のシミュレーションで成果を上げる


大事な商談のために取引先を訪れるときは、移動中の時間に、これから先方と交わされるやり取りについて、頭の中でシミュレーションすることが大切です。

たとえば、自社の商品の特徴は何か、あるいは今回のプレゼンで一番、強調したいのは何か、再確認してください。

それに対して相手が出しそうな質問をシミュレーションしましょう。

逆の立場で考えて、どういう答え方をすれば納得するかを想定すればわかりやすくなります。

時間のある限り、いろいろなパターンを考えてみることが肝心です。


●上司や部下とのコミュニケーション不足を解消


取引先の訪問に上司や部下が同行する場合は、移動の時間を上手に使って、積極的にコミュニケーションを図ってください。

日頃、「アフターファイブ」の飲み会が苦手という人もいると思います。

蔭では「付き合いの悪い奴」と思われているかもしれません。

そんな印象が定着してしまうと、あとあとまで言われかねません。

機会を見つけては、「酒はだめだが、こんなことならいつでも付き合うよ」というように、「話しやすいんだ」「そんなに悪い人ではないんだ」と、変なイメージを払しょくしたいものです。


●電車の中でさりげなく体力づくり


ビジネスパーソンはだいたい運動不足ですが、特に足腰が弱い人が多いようです。

そこで、電車に乗っているときに簡単にできるストレッチを紹介しましょう。

電車が揺れてもいいように、つり革につかまり、靴の中で「かかと」を上げ下げしてください。

ふくらはぎが緊張するのが分かると思います。

これだけで、太腿から足首まで筋肉を鍛えることができます。

また、PCでマウス操作で右腕をよく使いますが、左腕はほとんど使いません。

つり革を左手でギュッと握っては力を抜く、というのを20回くらい続けてください。


●疲れない歩き方8カ条


(1)肩の力を抜いてリラックスする

(2)あごを引いて胸を張る

(3)視線は4~5メートル前方に置く

(4)歩幅はやや広めにとる

(5)腕を大きく振る

(6)かかとから着地して、つま先で地面をける

(7)ときどきカニ歩きやスキップをしてみる

(8)息を吸いながら2歩、吐きながら4歩を心がける




  • 最終更新:2011-11-16 19:37:53

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